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大家から家を買うにはどうすればいい? 賃貸物件の買取交渉を解説します 大家から家を買う方法

今住んでいる、賃貸契約の家を大家さんから家を買い取りたいとお考えの方へ
賃貸物件・買取交渉サポート」を提供する専門家が解説します。

大家さんの連絡先の確認を確認する

大家さん所有の家を買い取りたいと検討中の場合、大家さんと日頃から親しくされている関係であれば、直接会って交渉するのも良い方法です。ただし、多くの場合、大家さんと接する機会が少ないことが一般的です。そんなケースでは、賃貸借契約書に記載されている大家さんの住所や連絡先を確認しましょう。賃貸契約を何度か更新されている方は、必ず最新の契約書を確認してください。

しかし、連絡先がわかってもすぐに「借りている家を売ってください!」と連絡を取ることはおすすめしません。買取交渉を行うには適切な準備が必要です。この段階では、「連絡先を確認する」ことだけに留めておきましょう。

なお、大家さんの連絡先がわからない場合、内容により当社が代理でお調べすることが可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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支払い方法の検討

大家さんから家を直接購入したい場合、どのような方法でお支払いすべきかを検討しましょう。大家さんから家を買う際には、物件価格のお支払い方法として一括払いか住宅ローンを使うという二択が主流ですが、それぞれに注意点があります。これらの注意点を理解しておかないと、後々大きなトラブルにつながる可能性があります。必ず把握しておきましょう。

そもそも、物件価格はどのように決めればいい?

まず、物件価格はどのように決めるべきでしょうか?物件価格を決定するためには、不動産業者を通して査定を受けることが重要です。不動産売買市場では、その時点での不動産相場や物件の築年数、状態、立地、周辺環境などを総合的に評価した上で、物件価格が決定されます。

適正な物件価格の算出は、不動産業者でない限り正確に提示することは難しいです。また、相場より安い価格で売買が成立した場合、後になって「相場より安かったので追加料金を支払ってほしい」といった予期せぬトラブルが生じることもあります。このような価格に関するトラブルを防ぐため、不動産売買を専門に行っていて個人間売買の経験が豊富な業者に依頼し、安全な取引を行いましょう。

物件価格の注意点

物件価格に関する注意点として、賃貸物件を購入する際にこれまで支払ってきた家賃分が物件価格から差し引かれることはありません。もし、「家賃分は引いてくれるだろう」という前提で交渉を行うと、大家さんの印象が悪くなり、交渉が難航する原因となる可能性があります。賃貸物件を大家さんから買い取るためには正しい知識を備えておくことが最も重要です。きちんと把握しておきましょう。

なお、当社は不動産仲介業者であるため、賃貸契約で居住中の物件を購入したいお客様向けに物件価格のアドバイスを差し上げることが出来ます。大家さんと交渉時に価格面を含めたお話し合いを進めてまいります。価格設定が不安な場合はぜひご相談ください。

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支払い方法・その1「一括払いで購入する」

賃貸物件を大家さんから買い取る場合、現金一括払いが可能です。個人間売買では住宅ローンを組むことが非常に難しいのですが、現金一括払いなら、その問題も解決できます。ただし、現金一括払いで取引を行う際も、お金を払えば取引終了だろうという軽い気持ちで進めてしまうと、将来想定外のトラブルに巻き込まれる可能性があります。以下にいくつかの注意点を紹介します。

大家さんの家を一括払いで買い取る場合の注意点

現在お住まいの家を大家さんから現金一括払いで購入する場合も、支払い前に様々な準備が必要です。実は不動産には、権利関係や法律上の問題が複雑に絡み合っていることがあり、賃貸住宅として入居している時には気づかない点が多いです。

それを知らずにお金を支払い終えて登記移転が完了した後、名義上の引き渡し後に様々なトラブルが生じる可能性があります。例えば、一戸建て住宅の中に「再建築不可物件」という分類がされている建物があり、これは新たに建物を建て替えることができない物件です。もし、再建築不可物件であることを知らずに購入してしまうと、将来の建て替え計画が叶わなくなります。

本来、不動産売買は法律上の問題を含め、様々な点において事前に物件の調査をしてから契約を締結するべきであり、そのためには売買仲介業者の介入が欠かせません。また、調査結果や将来の物件瑕疵に関する責任の所在など、様々な点を不動産売買契約書に記録しておくことが重要です。

不動産売買契約書はWebで無料ダウンロードできるものもありますが、法律上の効力が働かない内容のものが多く、いざという時に役立たないというリスクがあります。そのため、契約書の作成にも売買専門の不動産業者に依頼することが賢明です。費用は発生しますが、もしもの時の備えとして安心できるサポートが得られます。ぜひ検討しましょう。

当社の「賃貸物件の持主借主間・売買サポート」は不動産売買契約書の作成を含めた総合サポートをご提供しています。また、すでに大家さんと売買取引のお話が進んでいる場合は契約書だけ作成するお手頃なサポートプラン「契約書作成プラン(Aプラン)」もご用意しています。大家さんと一括払いで売買をご検討の場合も是非ご相談ください。

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支払い方法・その2「住宅ローンを組んで購入する」

賃貸物件を大家さんから買い取る場合、多くの方が住宅ローンを利用して購入を検討されるでしょう。しかし、大家さんとの取引は個人間売買になるため、通常の不動産売買よりも住宅ローンの融資を受けるハードルが高くなります。以下に注意点をまとめましたので、ぜひご覧ください。

住宅ローン利用時の注意点

大家さんと賃借人との売買は「個人間売買」に該当し、銀行が融資を提供することに慎重になります。実は銀行はお知り合い同士の取引(知人・親族)に対して、住宅ローンの提供を警戒しています。その理由として、金利の安い借入金が別の目的に転用される可能性があるからです。

例えば、会社経営が苦しくなったオーナーが親族に相談すれば不動産売買を装って低金利の融資を受けることが挙げられます。

そのため、大家さんとの売買においても、買主様自ら銀行の窓口で相談しても、融資を受けることは難しいです。また、個人間売買に理解のある銀行が見つかったとしても、住宅ローンを組むためには「重要事項説明書」という不動産仲介業者だけが作成できる特別な書類の提出が必須となります。この書類を用意できない限り、融資を受けることはできません。

この「重要事項説明書」には、正当な不動産売買を証明する内容が記されており、銀行は通常この内容を確認した上で取引を進めていきます。また、書類以外にも悪質な取引でないことを確認するために、銀行は売主・買主間に不動産売買の仲介業者を置くことを求めます。そして仲介業者を通して様々な確認事項や調整に関しても手続きを進めていきます。

このように、たとえ旧知の大家さんとの不動産売買であっても、住宅ローンを組むことはハードルが高いため、仲介業者の介入が必要となります。住宅ローンを利用して賃貸物件を購入する際は、上記の注意点を考慮し、適切な手続きを行うようにしましょう。

不動産業者へ相談する

現在賃貸契約で住んでいる家を買い取りたいというご希望がある場合、まず大家さんにその旨を伝えることが必要です。ただし、伝える際には細心の注意が求められます。なぜなら、物件は大家さんにとって大切な資産であり、突然「家を売ってください」と言われることを好ましく思わないこともあるからです。そこで、不動産業者を交渉の仲介として利用することを検討しましょう。

ただし、ここでひとつ注意すべきポイントがあります。それは、大家さんとの買取交渉を賃貸契約を結んだ時に担当した不動産業者に相談するのも一つの方法ではありますが、実は、不動産仲介業者の中には、賃貸契約を得意としている業者と売買契約を得意としている業者が存在し、それぞれの業務内容は異なるという点において、留意すべきだということです。

例えば、住宅ローンの取り扱いを挙げると、賃貸専門の業者は住宅ローンに関する業務を行っていないため、十分な知識がないことがあります。その結果、住宅ローン審査の予測や金利に関する情報が不足していることがあります。さらに、不動産売買契約書の作成においても、日頃から売買契約に関する業務に慣れていないことから書面に記す内容が不十分であることがあるため、将来的なトラブルが生じるリスクがあります。

賃貸業者自身も「買取交渉」は積極的に行いたくないのが本音

また、賃貸業者が必ずしも大家さんの永続的な担当者であるわけではなく、大家さんとの管理業務も行っているか否かで立場が変わります。

大家さんと長年お付き合いのある業者であれば、大家さんに対して適切なご提案を行える可能性はありますが、ご提案の進め方次第では大家さんに不信感を抱かれる可能性もあります。賃貸業者としては大家さんとのトラブルは避けたいところなので、このような「買取交渉」に積極的ではないことがほとんどです。

そのため、大家さんから物件を買い取りたい場面では賃貸契約を結んだ時の業者に相談すること=交渉しやすい事ではないことを覚えておきましょう。

売買の仲介業者も「個人間売買」は積極的に取り組まない傾向が

さらに、個人間売買に積極的に取り組む仲介業者を見つけること自体が難しいという現実もあります。通常、個人間売買では住宅ローンが組めないため、そのような複雑な取引を行うことに対して、多くの不動産業者は消極的であることが一因です。このような理由から、個人間売買を支援する仲介業者を探す際は、事前に業者の専門分野や取り扱い業務を確認することが重要となります。

大家さんに家の買取を打診するためには「個人間売買」を得意とする業者に依頼するのがおすすめ

現在お住まいの賃貸物件の買取交渉を進めたいなら、賃貸契約を結んだ時の業者に相談するだけでなく、売買契約に精通した別の不動産業者にも相談することで、より適切なサポートを受けることができるでしょう。適切な業者を選ぶことで、大家さんと円滑な交渉が進められ、購入希望の物件の取得に成功する可能性が高まります。最終的には、賃貸から売買へのスムーズな移行をサポートするために、適切な不動産業者の選択が重要であることを理解しましょう。

大家さんへ家の買取の打診

大家さんに現在賃貸契約を結んでいる家を買いたい旨を伝える際には、細心の注意を払って慎重に進めることが重要です。特に日頃から親しい関係でない場合、賃借人から直接購入の意向を伝えることはおすすめしません。

なぜなら、大家さんにとっては毎月定期的な安定収入を得られる大切な資産であり、信念を持って大家業を営んでいる方も多いためです。また、その家は代々大切に継承された思い入れのある物件かもしれません。このように賃貸契約で住んでいる時にはわからない背景をお持ちである可能性もあるため、慎重な交渉を心がけることが重要です。

そのため、大家さんから家を買うためには不動産業者と一緒に計画を立てていくことが、安心して取引を進めるための第一歩となります。ただし、すべての不動産業者がこのような交渉事を行っているとは限りません。また、交渉内容の得意・不得意もあるため、不動産業者選びも重要な要素と言えるでしょう。

当社は大家さんに対して買取交渉が可能です

当社は「賃貸物件・買取サポート」を提供し、大家さんにもメリットのある提案を行いながら、交渉を進めていきます。

現在お住まいの賃貸物件を大家さんから購入を検討中なら、ぜひ無料相談をご利用ください。私たちは賃貸物件の買取交渉を含めた個人間売買の専門家であるため、様々な角度からスムーズな交渉を実現し、お互いにとって良い結果を得られることを目指しています。大家さんに対する最適なアプローチ方法をご提供いたします。ぜひご相談ください。

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